消化器内科は、他の科に比べても扱う臓器が多く、扱う疾患も様々です。中でも、消化器系はがんの発生率が高く、がん患者と接する機会も多いのが特徴ですです。がん患者の中には末期の方も多く、看取りを行う機会もあり、精神的な負担も大きいという側面もあります。

そんな、消化器内科で働く看護師の悩みの一つに、これから死に向かう患者や、その家族にどう声を掛ければいいかわからないということが挙げられます。がん患者やそれを看病する家族の気持ちは、経験した人でなければ分かりません。ネガティブな患者の言葉に対して、簡単に前向きな言葉をかけることもできないでしょう。そんなときは、まず何故そう思うかをゆっくり聞き出すことが始めると良いかもしれません。問いかけられ、それに答えることで、患者は気持ちの整理がつくこともあるでしょう。言葉が出ない時には、手を握るなどのスキンシップで不安や恐怖は和らげることもできます。

さらに患者の家族も、第二の患者と言われるほど、強いストレスと不安を抱えています。この先どうなって行くかわからないという家族の不安がこれ以上大きくならないように、これから先患者の心身にどの様な事が起こりうるかを予め伝えておくと良いでしょう。このことで家族も心構えができます。

患者やその家族と関わる看護師は、死をネガティブにとらえず、患者や家族に対して、してあげられなかったことに後悔するのではなく、次に活かしていくためにも、何ができたかを考えましょう。また、自分の時間を持ち、十分な休息や趣味に没頭するなどして、気持ちを切り替えていくことも大切です。